リアルヘッド×1000toys Nextman Synth

 

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ひと昔前までは想像もしなかったことが起こり得るから人生って面白いんですよね。そんなオヤジ臭い感想を抱かせてくれたのがリアルヘッド×1000toysのNextman Synth。 

リアルヘッドさんの看板キャラクターであるネクストマンが、1000toysこと千値練さんの合成人間とコラボレーションを果たした結果産み出された奇跡の三体。

一方はソフビ主体の、もう一方は所謂完成品主体の、同じ玩具業界とはいえ決して交わることのなかった私の大好きな両メーカーが相まみえるなんて、喜ばないわけにはいかないじゃないですか。

ベースとなる1/12合成人間はもともと非常にハイクオリティで評判の良い製品だったので、もちろん今回のNextman Synthも千値練製だけあって素晴らしい出来栄え。頭身が上がったことでネクストマンのデザインも核となる点を残しつつ一新。スタイリッシュに超絶かっこよく仕上がっています。

 

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ポイントは一体ごとにカラーリングだけでなくデザインと武装も異なっているところ。Fusion(写真左)の頭部はネクストマン、アームはストロングアーム。一方のFuture(写真右)の頭部はネクストマン2号、アームは当然ながら2号特有のジュラシックパーツ。そしてCycloneの頭部はゴーストサイダーネクスト、武装としてネクストガンを所持。カラバリではなく全く別物なんです。

版権物ではなくオリジナルキャラクターでここまで作り分けるのは本当に凄いことなんだということを声を大にして言いたい。叫びたい。

 

個人的にはかん着による制約のある可動というのもソフビの魅力のひとつだと思っていますが、そう言いながらもいつかリアルヘッドさんのカオスマンシリーズが自由自在に動くアクションフィギュアになることをひっそりと夢見てたわけで、まさかこのような最高な形で実現するなんて、天にも昇る心地です。リアルヘッドさんの魅力的な他のキャラクターたちもこのフォーマットで是非見てみたいところ。

1000toysさん、待ってますよ!

 

 

 

 

 

DELTA VINYL HANAKO MARKⅢ (METAL MUTANT)

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近年、国内外の需要の高まりもあって大型のソフビのリリースが相次いでいますが、オリジナルソフビ業界で大型化の先陣を切っていたと思われるのがZOLLMENさん。ここのところ微妙なカラバリが散発的にリリースされるだけで、実質的に活動休止状態なのが本当に寂しい限りなのですが、そんな私の心の隙間をがっつり埋めてくれたのがDELTA VINYLのHANAKO MARKⅢ (METAL MUTANT)。全長27cm。

 

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モチーフについて言及するのは詮無いことなので避けますが、ロボコンと玩具への愛情が体現されたような心くすぐる造形。全12パーツで構成されていることからも、いかに形に拘ったのかが分かるかと。

 

 

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この胸のクリアカバーとか最高。もちろんここもソフビ。

 

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脳味噌がちらり。ミュータントといわれる由縁。

 

 

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HANAKO MARKⅢ (METAL MUTANT)はポピーへのリスペクトなのか、成型色が当時の超合金と見紛うばかりのメタリックな深い青となっています。加えて、丁寧な塗装と造形で、大型ソフビながら残念ポイントがひとつもなく、全身こだわりと愛情で優しく包まれているような稀有なソフビになっているというのが個人的な印象です。複雑なパーツ構成から、動かし甲斐もあって言うことなし、春を待たずして凄いソフビが出てきたなと。

今回の第一弾はリスペクトカラーのような形でしたが、今後のカラー展開によってはまた違うイメージを見せてくれるでしょう。今から次の展開が楽しみで仕方ありません。