魔界玩 喧嘩坊主 violet haze

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水木しげる作品のキャラクターを100種類リリースするという偉業(すでに80体リリース済み)に取り組んでいるアルイミマケズさんが展開する魔界玩より、喧嘩坊主 violet hazeです。

 

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その姿は、修行者が自らの道を極めようとした結果、人間では無い何者かに変貌したかのよう。頭部に達人的雰囲気を有する人間の顔を残しながらも、全身は鬼にような異形に変貌しています。「喧嘩坊主」という名前だけでも想像が膨らみ楽しいですね。

 

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かつて人間だったころの名残である黒帯。

 

 

 

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全身に浮き出ている血管が、その力強さを物語っています。

 

 

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後ろ姿からもただならぬ強者の気配が。

 

 

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仏像(金剛力士)的な残り香を漂わせつつ、独自の緻密な世界観と全身拘り抜かれた造形によって生み出された喧嘩坊主。静と動、混沌と秩序が入り混じったその姿からは、ただポツンと部屋に置くだけで周囲の空気が凛とするような、不思議な魅力が放たれています。

造形、塗装、サイズ感を含めそのクオリティはパーフェクト。また凄いソフビが出てきたものだとひとり興奮しています。作り手の愛情と拘りが製品からひしひしと伝わってくる、これぞオリジナルソフビの醍醐味だなと改めて実感致しました。魔界玩の今後の展開から目が離せなくて目が乾きそう!

 

 

 

 

リアルヘッド×1000toys Nextman Synth

 

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ひと昔前までは想像もしなかったことが起こり得るから人生って面白いんですよね。そんなオヤジ臭い感想を抱かせてくれたのがリアルヘッド×1000toysのNextman Synth。 

リアルヘッドさんの看板キャラクターであるネクストマンが、1000toysこと千値練さんの合成人間とコラボレーションを果たした結果産み出された奇跡の三体。

一方はソフビ主体の、もう一方は所謂完成品主体の、同じ玩具業界とはいえ決して交わることのなかった私の大好きな両メーカーが相まみえるなんて、喜ばないわけにはいかないじゃないですか。

ベースとなる1/12合成人間はもともと非常にハイクオリティで評判の良い製品だったので、もちろん今回のNextman Synthも千値練製だけあって素晴らしい出来栄え。頭身が上がったことでネクストマンのデザインも核となる点を残しつつ一新。スタイリッシュに超絶かっこよく仕上がっています。

 

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ポイントは一体ごとにカラーリングだけでなくデザインと武装も異なっているところ。Fusion(写真左)の頭部はネクストマン、アームはストロングアーム。一方のFuture(写真右)の頭部はネクストマン2号、アームは当然ながら2号特有のジュラシックパーツ。そしてCycloneの頭部はゴーストサイダーネクスト、武装としてネクストガンを所持。カラバリではなく全く別物なんです。

版権物ではなくオリジナルキャラクターでここまで作り分けるのは本当に凄いことなんだということを声を大にして言いたい。叫びたい。

 

個人的にはかん着による制約のある可動というのもソフビの魅力のひとつだと思っていますが、そう言いながらもいつかリアルヘッドさんのカオスマンシリーズが自由自在に動くアクションフィギュアになることをひっそりと夢見てたわけで、まさかこのような最高な形で実現するなんて、天にも昇る心地です。リアルヘッドさんの魅力的な他のキャラクターたちもこのフォーマットで是非見てみたいところ。

1000toysさん、待ってますよ!