リアルヘッド × シカマァク シカ魔シン 4th

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久しぶりにブログを更新しようと思っていたら、いつの間にやら元号が変わっておりました。
さて、約半年ぶりの令和初日に紹介する玩具は、4月28日に青砥の真頭玩具で開催された通称『森フェス』にて販売されたカオスマンシリーズ、リアルヘッド×シカマァクのシカ魔シンです。


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頭部は埴輪のように見えますが、ベースとなるモチーフは名前の通り某おまけシールに登場するあれかと思われます。埴輪といえばリアルヘッドさんでもトレーニングマンのモチーフとして以前から使用されていましたので、カオスマンシリーズとの相性が良いのも必然かもしれません。
右眼部はカオスマン1号を彷彿とさせるデザインとなっていますが、よくよく見ると「四角」という文字が埋め込まれています。絶妙なアレンジセンスです。


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左側頭部は脳味噌が剥き出しとなったようなデザインとなっており、カオスマン1号の角のような突起物も確認できます。製作者のリアルヘッド愛が伝わってくるデザインですね。
頭部の成型色は蛍光グリーン。そこにグリーンの通常塗装と拭き取り塗装、赤部分はドライブラシでしょうか。頭部だけでも凝りに凝った塗装が施されています。


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新規造形となる右腕はまるで鳥足のよう。こちらも頭部と同じ某おまけシールからのルーツが感じられます。しかしカオスマンシリーズとの相性は頭部と同様に抜群。素晴らしいハマり具合です。


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肘、膝、バックル部は赤のふき取り塗装。下半身は茶色の通常塗装および拭き取り塗装が施されている凝りよう。左腕のストロングアームは上半身と同じメタリックグリーンとメタリックレッドの塗装。


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首元を覆うのはリアルヘッド製カオスマンとは異なる独自仕様のマント状のもの。生地は迷彩、ボタンまで付けられている凝りようです。その斜め掛けのフォルムはスターウォーズに出てくるキャプテンファズマのようで非常にかっこよく、この形を採用したアイデアとセンスが素晴らしい。


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やはりカオスマンボディは少し動かすだけで躍動感がでるので最高。


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以上、リアルヘッド × シカマァクのシカ魔シンでした。
シカマァクさんといえば、屋号立ち上げ以前の2013年にOne up.の「ソフビやろうぜ」企画に鋼鉄茶釜分福丸という名前のプロトタイプ製品原型をエントリー、その後2014年にリリースされた鋼鉄茶釜獣とヒョットコ鉄仮面という処女作(初回は2014年7月27日のリアルヘッドさん店舗での販売だったでしょうか)を皮切りに、キョンシネーターやサイクロジーザスG、昨今ではべとスターといった魅力的な製品を多数リリースするソフビメーカーです。

中の人である四角さんの活動はシカマァク立ち上げ以前からSNS上で拝見しており、処女作の鋼鉄茶釜獣完成に向けて試行錯誤されていた時期から同じソフビ好きとして注目していましたが、正直に言ってその当時は、まさかあの四角さんがカオスマンシリーズを手がけるとは思いも寄りませんでした(大変申し訳ございません)。
しかしながら、その後のシカマァクさん単独での精力的なイベント等への出展や新作のリリースによって、着実に確実にファンが増えていったことを踏まえると、今わたしの目の前にシカ魔シンが存在していることが至極当然のように思えてくるのもまた事実です。

山溜穿石、山を滴り落ちる水が長い時間をかけて岩石に穴を開けるがごとく、リアルヘッドさんのファンでもあった四角さんがシカマァクという屋号を掲げ一歩ずつソフビメーカーとしての道を歩み、リアルヘッドさんとコラボレーションするに至ったその険しい道程を考えれば、(僭越ながら)同じリアルヘッドファンとしてはブログを更新しないわけにはいきませんでした。


そして、改めて言及しなければならないのは、シカマァクさんのこれまでの道程を踏まえずとも、単純にシカ魔シンそのものが実に素晴らしいということです。カオスマンシリーズに新たな風を吹き込んだような印象すら持たせてくれます。
リアルヘッドさんへのリスペクトを感じさせながらも、そこにあるのは確かにシカマァク製品そのもの。カオスマン1号の右眼部分をイメージしつつ巧みに埋め込まれた「四角」という文字からはシカマァクさんのメーカーとしての力強い決意のようなものが感じられ、観る人の心を強く惹きつけるといったら大袈裟でしょうか。

きっとカオスマンシリーズを手がけることが決まった際に感じた喜びとプレッシャーは、わたしのような一ファンが生涯かけても得られるようなものでは無いでしょう。その証左として、これまでリリースされたシカ魔シンはどれも気合と情熱と喜びが入り混じったような姿をしており、それがまたシカ魔シンの大きな魅力となっているように思えます。

玩具やソフビを購入する上でワクワクさせられる、興奮させられる、刺激を受ける、勇気を貰う、元気を貰うといった経験は数あれど、励まされたのは今回が初めてかもしれません。

是非これからも素晴らしい製品のリリースを勝手に期待させていただくとともに、あまり頑張り過ぎると健康に悪いので、ほどほどに力を抜きつつ末永く魅力的な製品を産み出されることを祈念しております。


【補記】
森フェス当日は今回紹介したシカ魔シン以外に、わたしが心から愛するギャラクシーカラーのトビデターも販売されました。シカ魔シン、トビデターギャラクシーともに、購入できる機会があれば迷わず選ぼうと心に誓っていた製品だったため、心が揺れに揺れたことは言うまでもありません。
今回は上記のような思いからシカ魔シンを購入させていただきましたが、是非いつかトビデターギャラクシーも手にしたいところ。言葉にならないぐらいオーラをビンビンに放っていました、トビデターギャラクシー。