2011年私的玩具ランキング ソフビ編
非ソフビ編に続いてソフビ編です。
【10位】ヤモマーク×ブロッパス ヤモバズーカ 解剖大図解Ver.
相乗効果という言葉がぴったりのコラボレーション。同じ製品で二回もコラボするなんて珍しいことこの上ないのですが、それも納得の出来栄えに仕上がっています。他社の1点ものの作品が霞むほどの拘りようには、頭が下がる思いでいっぱいでございます。また来年もブロッパスさんの凄業が見られることを期待しましょう。
ヤモマーク×ブロッパス ヤモバズーカ 解剖大図解Ver. - エスムスザイン es muss sein
【9位】RUMBLE MONSTERS A-A-Answer
アダムがまさかの進化。より可愛らしくコミカルになりました。飾る場所を選ばないその存在感の高さは健在。我が家のあちこちに潜ませています。インテリアとしては写真左下のアダムがベストですが、玩具としてはこの右下のアダムがベストだと思うのですよ。是非林檎モチーフとしては世界で一番有名であろう“あの”カラーのアダムが見てみたいな。
RUMBLE MONSTERS A-A-Answer - エスムスザイン es muss sein
【8位】REAL HEAD×MIROCK TOY アスラーマン1号
玩具界にも仏像ブームがくる気配を感じさせる一年だったと思いますが、それ以前から精力的に布教活動をしていたのがMIROCK TOYさん。リアルヘッドさんとのコラボレーションで、不気味且つ愛らしいキャラクターが生まれました。ボディは既製品の使いまわしながら、それを感じさせないほどの魅力を放っているのは摩訶不思議。来年も面白いコラボレーションをやってくれそうなので、今からとても楽しみです。
REAL HEAD × MIROCK TOY アスラーマン1号 - エスムスザイン es muss sein
【7位】アトリエG1 くず鉄破壊大怪獣 ガラクタギガス
アトリエG1がオリジナルソフビ界に参戦!第一弾からその造形力を見せ付けてくれました。キャラクターのチョイスがまた良いですね。氏が一目惚れしたというのも理解できます。塗装表現からも、気合の入りようが感じられました。ブログを拝見した限り、来年も既存の怪獣物から離れた活動をしてくれるみたいなので、どような風を業界に巻き起こしてくれるのか今から大変楽しみであります。
アトリエG1 くず鉄破壊大怪獣 ガラクタギガス - エスムスザイン es muss sein
【6位】iluilu ネオ◇ゴリラ
新進メーカーらしからぬ高いクオリティで驚かせてくれたイルイルさん。パッケージも製品もなんだか上品なんですよね。既存の玩具をモチーフにしながらも、一段上へとブラッシュアップさせたその丁寧な仕事ぶりには感動を覚えました。今後の展開がまた楽しみ。
iluilu(イルイル) ネオ◇ゴリラ - エスムスザイン es muss sein
iluilu(イルイル) 改造人間トキオ - エスムスザイン es muss sein
【5位】T9G SQALONE AndAカラー
T9Gさん久しぶりの新作怪獣は、あのランジアスにも劣らぬ素敵な出来栄えでした。ドールアイを駆使することで既存の怪獣とは一線を画した愛らしい姿は健在。正直ランジアスより好みかもしれません。是非二重成型でもリリースしてほしいところです。
T9G SQALONE AndAカラー - エスムスザイン es muss sein
【4位】GARGAMEL なぞガチャ
消しゴムサイズ万歳!そんな思いを呼び起こしてくれたガーガメルのなぞガチャ。小さいサイズながら、指人形タイプ(底に穴があいているもの)に逃げることなく、ひとつのフィギュアとして完成させたその妥協なき姿勢には感嘆以外の言葉が出てきません。是非他のゾッキ怪獣達もこのサイズで造ってほしい。
GARGAMEL なぞガチャ マイクロザゴラン他 - エスムスザイン es muss sein
【3位】REAL HEAD×MIROCK TOY×SKULL TOYS ドクロックスマン
こちらも良いコラボレーション。絶妙です。スカルトイズさんのドクロックスというキャラクターが見事に活きました。この規格で来年も様々なキャラクターが産み出されることを期待したいですね。
REAL HEAD × MIROCK TOY × SKULL TOYS ドクロックスマン - エスムスザイン es muss sein
REAL HEAD × MIROCK TOY × SKULL TOYS ドクロックスマン2 - エスムスザイン es muss sein
【2位】linden 加藤泉ソフビ人形
玩具というより芸術作家さんのアートグッズなのですがソフビですし。こういった形でソフビが広がっていくというのは、本当に嬉しいことです。玩具に興味の無い方にもソフビの魅力が伝わり広まれば、面白い世界が開けてくるかもしれません。なにより加藤泉氏の生み出したこの不思議な生き物の可愛さといったらもう。
linden 加藤泉ソフビ人形 - エスムスザイン es muss sein
【1位】赤い靴CLUB 巨人サイコゴーレム
ガン消しの質感とゆるい造形を損なわず、ソフビという異素材への置換とサイズ変更を成し遂げた素晴らしい仕事っぷりには拍手を送りたい。ソフビの魅力と消しゴムの魅力の両方が備わった稀有な製品に仕上がっています。ガンレックスといいこのサイコゴーレムといい、今年はSDガンダムファンにとっては僥倖といっても過言ではない素晴らしい1年となりました。是非来年別キャラクターでのリリースをお願いします。個人的には千成将軍をお願いしたい。あれこそTHE SDガンダムだと思うのです。
赤い靴CLUB 巨人サイコゴーレム(キャラホビ2011) - エスムスザイン es muss sein
以上、ソフビ編でした。今年一年はあまりソフビを買わなかったな、と思っていましたが、改めて並べてみるとバリエーションに富んだ素敵な製品が各社から出ていたのだと実感させられます。ただ、主観ではありますがやはり既存メーカーの勢いが少々不足していたように思えてなりません。新規リリースは控えめだったような。その分新規メーカーさんの勢いが感じられた1年でもあり、時の流れを楽しむことが出来ましたけど。
個人的には抽選ものに恵まれず、応募したほとんどの製品は買えなかったのが苦い思い出です。販売方法は売主の自由だと思いますので、方法自体に対して特にクレーム等をつけるつもりはありません。ただ、購入が容易であるほど消費者にとって優しいことには変わりありませんので、是非とも各メーカーさん無理の無い範囲でご検討いただければ幸いです。あと、常に少数抽選販売という手法をとっているにも関わらず、「数が少なくて申し訳ない」などという一貫性に欠いた中途半端な発言をされると、毎回応募しては落選している身としては苦言のひとつも呈したくなってしまいますので、是非何事にも信念を持って取り組んでいただけると嬉しいなと思います。
業界的にはメディコトイとのコラボレーションが急速に増えましたね。今後ソフビ界の登竜門として、はたまた谷町としてメディコムさんが君臨されるのでしょうか。わたし自身はソフビ業界の発展を願っていますので、どのような形であれ、オリジナルソフビが広く知れ渡る機会というのは歓迎したいという考えです。来年も業界がどこへ向かうのか、ネットの片隅で見守っていけたらと思います。
最後に、改めまして本年も大変お世話になりました。来年も当ブログを宜しくお願い致します。よいお年をお迎えくださいませ。