アートストーム ES合金 ガイキング・ザ・グレート
前回の続き。アートストームのES合金ガイキング、ライキング、バルキング。この3体は劇中と同様に分離可能です。ということは、合体も可能なわけです。
そしてガイキングPART-3、ライキングPART-1、バルキングPART-2が合体することで完成するのがこのガイキング・ザ・グレート。強い!かっこいい!美しい!すべてを兼ね備えた最高のロボットです。ちなみに頭部角及び胸部(ガイキングPART3)、膝のギガンタークロスは初回限定のメッキパーツを使用。今回は使用していませんが、通常版の非メッキバージョンももちろん付属しています。
そして眼は発光可能!!玩具としても最高なわけです。眼の裏にはモールドが入っており、発光することで浮かび上がります。
ちょっと残念なのは、スイッチが存在しないこと。電池の出し入れを都度行わなければならないのが面倒です。ここはドルバック同様に頭部裏にスイッチを設けて欲しかった。
あまったパーツでこんなロボも作れます。
ガイキングと並べて。ライキング&バルキングセット(ES-10)には、ガイキングの発光用頭部が入っており、また、ガイキング(ES-9)にはメッキ版と非メッキ版の2種類の胸部が入っているため、ES-9とES-10を購入すると必然的にガイキング用の頭部と胸部を2セット揃えることができます。そのため、ガイキング・ザ・グレートに頭部及び胸部を流用した後も、パーツを無駄に余らせることなくもう1体ガイキングが構築できるわけです。なんと素晴らしい仕様。
もうかっこよすぎて失神しそうです。
最後にライキング&バルキングセット(ES-10)を2つも購入しちゃったことで可能となった夢の競演。ということで以上、アートストームのES合金ガイキング・ザ・グレート(ガイキング、ライキング、バルキング)でした。
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』は『大空魔竜ガイキング』を原典として製作されたオリジナル作品で、14年ぶりの東映ロボットアニメでもあります。著名作品が原典になっているにもかかわらず、TV局の都合で関東ローカルという非常に不遇な扱いを受けたことから、この作品を知らない方もいるのではないでしょうか。
諸々の事情があって急遽製作されることになったため、この作品自体にも色々と荒い面こそありましたが、大張正己氏などの有名どころのクリエイターが多数参加、加えて『ダイの大冒険』や『仮面ライダーW』を手がけた三条陸氏によって紡がれたストーリーもまさに王道ど真ん中をいく重厚なものとなっており、製作者の情熱が画面から溢れ出てくるような大変稀有な作品に仕上がっています。未見の方には是非お勧めしたい、子供から大人まで楽しめる素晴らしい作品です。
さて、そのような複雑な運命を辿ったガイキングLODの主役ロボたちをSDアレンジで立体化したのがアートストーム。といいつつ製造元は香港のACTIONTOYSだったりします。製品はSD体形ながらダイキャストが効果的に使用されており、安定感と重量感、高級感は抜群。また、合金玩具らしく分離変形機構も完全再現。加えて、初回限定でガイキングとガイキング・ザ・グレート用に金メッキパーツが付属、さらにガイキング・ザ・グレートは眼の発光ギミックまで付いているという、まさに至れり尽くせりの仕様。
ここに断言させていただきますが、玩具としてパーフェクトです。ACTIONTOYSは本当によくやってくれた。有り難うと心の底から御礼を申し上げたい。映像作品と同様に製作者の熱い想いが伝わる大変素晴らしい玩具です。
以上の通り玩具の出来自体も素晴らしいのですが、やはりガイキング、ライキング、バルキング、そして合体した究極形態であるガイキング・ザ・グレートのデザインも最高にかっこいいと思うのです。特にガイキング・ザ・グレートは劇中で痺れるほどの強さとかっこよさを見せ付けてくれるので、その部分だけでも動画でご紹介。是非ごらんあれ。