T9G アブソルトン チブル星人吸収版
円谷プロダクションクリエイティブジャム50 2nd(TCJ50 2nd)にてリリースされたT9Gのアブソルトン チブル星人吸収版です。
背中には吸収されたチブル星人が。
二つの口がと複数の眼が特徴的。眼の数と形は同じアブソルトンでも複数のバリエーションがあるようです。今回は事実上モノアイなのかな。白いのも眼と換算していいものか。そして首元は同じT9G氏のランジアスのよう。
ウルトラ怪獣のダダを思わせる模様。
バルタン星人っぽい手。
チブル星人はこのような形で張り付いています。
本体?のナメクジ。
ライドオン!
サイズ比較。ソフビとしてはかなり大きい部類です。
愛嬌がありますね。
果たして吸収されたチブル星人に意思はあるのか。
ロボットアニメ風。
T9G氏の怪獣勢ぞろい。
以上、T9Gのアブソルトン チブル星人吸収版でした。アブソルトンの設定は下記の通り。
アブソルトンは元々はナメクジ。寄生する事から始まり、吸収を繰り返しどんどん大きく強力になっていった。
ついにチブル星人までも吸収してしまったようだ。
ということで、吸収したもの如何で形態が大きく変わるようです。先にも触れましたが、眼の数がバージョンによって異なるのも、アブソルトンが不定形だからでしょう。名前は英語のabsoluteから付けられたのかな。「変わる事の無い」という意味の言葉であることを踏まえると逆説的なネーミングですね。
さて、このアブソルトンは前述の特性により、非常に歪な、見方によっては統一感のないデザインになっています。首元は恐らくランジアス、ボディはダダのようなパターン、複数の口と眼、バルタン星人のような手先。加えて生物としては不自然な位置から左右で全く異なる形の手が生えているという乱雑っぷり。でもこれがアブソルトンの魅力なのでしょう。何でも吸収し際限なく強大になっていくという特徴を上手く表現したデザインになっていると思います。混沌でありながらまとまっているという不思議。
そして、通常のアブソルトンは貝殻を背負っているようですが、このTCJ50版は恐ろしいことにウルトラ怪獣のチブル星人を吸収してしまったとのこと。そのため、正面からはアブソルトン本体を、背面からはチブル星人を楽しめるという、一粒で二度美味しいソフビに仕上がっています。なんてお買い得!
また、造形もいつものT9Gさんらしい粘土感のある表現が採られており、クレイ人形のような趣きに毎度の事ながらグッと心を掴まれます。とにかくかわいいのです。
ちょっと難点を言うと、うなじ部分の角とチブル星人が干渉しやすいことぐらいでしょうか。この辺も気をつけて動かせば無闇に接触することはありませんので、些細な問題ですが。
T9Gさんの作り出すランジアス、スクアロンはどちらもお気に入りですが、アブソルトンもこれら2種類と同じくらいのお気に入りになりました。T9Gさんの怪獣にハズレ無しです。是非新しい怪獣も定期的に拝みたいところ。アブソルトンの可能性も無限大(なんでも吸収するので)だと思いますので、今後の展開が楽しみです。