DELTA VINYL HANAKO MARKⅢ (METAL MUTANT)

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近年、国内外の需要の高まりもあって大型のソフビのリリースが相次いでいますが、オリジナルソフビ業界で大型化の先陣を切っていたと思われるのがZOLLMENさん。ここのところ微妙なカラバリが散発的にリリースされるだけで、実質的に活動休止状態なのが本当に寂しい限りなのですが、そんな私の心の隙間をがっつり埋めてくれたのがDELTA VINYLのHANAKO MARKⅢ (METAL MUTANT)。全長27cm。

 

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モチーフについて言及するのは詮無いことなので避けますが、ロボコンと玩具への愛情が体現されたような心くすぐる造形。全12パーツで構成されていることからも、いかに形に拘ったのかが分かるかと。

 

 

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この胸のクリアカバーとか最高。もちろんここもソフビ。

 

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脳味噌がちらり。ミュータントといわれる由縁。

 

 

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HANAKO MARKⅢ (METAL MUTANT)はポピーへのリスペクトなのか、成型色が当時の超合金と見紛うばかりのメタリックな深い青となっています。加えて、丁寧な塗装と造形で、大型ソフビながら残念ポイントがひとつもなく、全身こだわりと愛情で優しく包まれているような稀有なソフビになっているというのが個人的な印象です。複雑なパーツ構成から、動かし甲斐もあって言うことなし、春を待たずして凄いソフビが出てきたなと。

今回の第一弾はリスペクトカラーのような形でしたが、今後のカラー展開によってはまた違うイメージを見せてくれるでしょう。今から次の展開が楽しみで仕方ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアルヘッド エイリマンとの邂逅

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約1年4か月ぶりのブログ更新はREAL HEADのカオスマンシリーズ最新作となるエイリマン。名前とその姿の通り、モチーフはあのクリーチャー。見よ、この光輝く前頭部を。



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オスマンシリーズの新作には毎回驚かされていますが、このエイリマンの完成度の高さには驚きを超えた感嘆にも近い感情を抱かされます。有名クリーチャーをモチーフにしながらも、作り手によって咀嚼、吸収され新たな命が吹き込まれたその姿は、疑いようもなくリアルヘッド作品そのもの。

個人的には、バイザーのようなシンプル且つエッジの効いた前頭部がエイリマンの最大の特徴かつ見どころ。エイリマンのアイコンであり今後の可能性も感じさせる素晴らしいアレンジだと思います。
また、もうひとつの見どころが、カオスマンボディと融合したかのような統一感のある腕部と側頭部、後頭部のデザイン。もともとカオスマンボディはクリーチャー的でありながらヒロイックという稀有なデザインでしたが、今回新たに生み出された頭部と腕部デザインも、クリーチャー的でありながらヒロイック、そしてアクセントとしてコミカルさが少々。
過去、様々な表情を見せるカオスマンボディが凄いというニュアンスの記事を書いた記憶がありますが、ここで一部訂正させてください。カオスマンボディを最大限活かした新たなキャラクターを生み出すリアルヘッドさんの創造力が凄いのだと。このエイリマンを手にして改めて確信しました。

今回の鮮やかな赤色とパールグレーの成形色をベースとしたカラーリングを見て、モチーフに捕らわれないエイリマンとしての無限の可能性を感じたので、今後どのような姿を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。


ちなみに、本製品がリリースされた2月初旬は、真頭玩具の店舗10周年とリアルヘッドの屋号が立ち上がって15年目を迎えてから初めての開店日。そのような記念すべきタイミングでこのエイリマンを手にできたことにはちょっとだけ運命を感じてしまいます。是非これから20年、30年とリアルヘッドさんの活躍を見続けたいなと思い、久しぶりにブログを更新しました。

最近どうしても書きたい、いや、書かなければならない素晴らしい玩具に出会い続けているので、また間髪入れずに更新したいところですが、どうなることやら。