mountain research  Mountainman(s) フィギュア

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マウンテンリーサーチの今期のテーマは「Little Summer Camp」。このテーマに合わせた装いで、四人の偉人達が立体化されました。製作はGELCHOP。素材はウレタン樹脂、要はレジンです。




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まずは我ら人類が誇る大巨人カール・マルクス。もともと独特なヘアースタイルと髭面で威厳たっぷりなのですが、腕組ポーズによって存在感が倍増。別にマルクス主義者じゃないですけど、マルクスの思想体系って完成度は抜群なんですよね。戦後知識人がこぞって誘引されてしまったのも理解はできます。問題は誰もマルクスの思想を実現できなかったこと。いや、リバタリアニズムに近い身としては実現されても大変困るのですが。




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続いて20世紀最大の虐殺者の一人毛沢東。大躍進運動、文化大革命といった冗談としか思えない素敵な政策を推進した偉大なるお方です。一体これらの政策で何人の中国人が亡くなったのでしょうかね。特に後期の痴呆っぷりと、それに乗じて力いっぱい傍若無人の限りを尽くす嫁の江青さんが印象的です。ちなみに共産主義の巨頭と考えられがちですが、全く持ってマルクスの思想を理解してなかったようなところにも好感が持てます。



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3人目はソビエトの星ウラジーミル・レーニン。20世紀最大の虐殺者のもう一人、スターリンの影に隠れてちょっと印象が薄いあたりが個人的に好みです。



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最後はヘンリー・デイヴィッド・ソロー。すいません、勉強不足でよく知りません。アメリカの思想家だそうで。経歴を見る限りニートにしか見えないところが素敵です。アウトドアをやっている人からは信奉されているとかいないとか。せっかくですから著書の一つでも今度読んでみようかと思います。




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サイズはこんな感じ。




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以上、Mountainman(s)でした。際立つ人選、確かな造型と味のあるカラーリング、そして一見チグハグで不相応にも思えるが実に絶妙なコーディネート。久しぶりに心を鷲掴みにされたフィギュアでした。ちなみにマウンテンリサーチの服やグッズは持っていなかったり。ファンの方には申し訳ないですがご容赦を。


以下マウンテンリサーチの商品説明文抜粋。

フィギュア4体セット。コンポジションはウレタン樹脂100%。縮率1:22.5(身長約8cm)。遂に人間そのものまでをリサイズした今回究極の作品。制作監督はGELCHOP。70'sのキャンピングギア4人の"Mountain Man"は左から、腕組みで思考中のマルクスのっけからヒッチハイクの毛沢東、トレッキングステッキ姿で立ち止まってしまうレーニン。そして、悩める3人の共産主義者を森へいざなうのは、我らがソロー:The Walker。まず歩き出す人。むつかしいことを言う前に歩こうぜ!というかけ声が森にこだまする情景が目に浮かぶよう。余談であるが、彼らのコーディネートは今回の"Little Summer Camp"のプロポーションに準じたものになっています。是非コーディネート(あるいはバランス感)のご参考に。


インドア派としてはあまりご縁の無いブランドですが、今後チェックさせていただきたいと思います。