JETLINK ジェットリンクの民芸 長谷川辰雄型りんごベレー帽こけし
TシャツでおなじみのJETLINKが展開するジェットリンクの民芸。「東北地方の卓越した技能を持った伝統職人にジェットリンクから仕事を振らせていただくことで、東北と繋がっていく」というコンセプトを基に、東北地方を中心にジェットリンクの視点から別注およびセレクトした各地の銘品がリリースされています。今回紹介するのは青森県津軽ねぷた村の長谷川優志工人の手による長谷川辰雄型りんごベレー帽こけしです。
サイズは6寸。胴体は長谷川辰雄黄胴赤帯型。
頭部は津軽りんごのベレー帽仕様で取り外し可能。今回は6寸と4寸の2サイズ合わせて計20体販売されましたが、1体1体表情が異なるそうです。WEB上で拝見した他の購入者の方のものは確かに全く異なる表情でした。わたしのは黒目ぱっちりの可愛い子ちゃん仕様。
ベレー帽の葉脈はラメで表現されており良いアクセントになっています。
りんごの果肉もきちんと再現。
和を感じさせる組み合わせ?
ベレー帽をちょっとずらしても可愛い。以上、JETLINKより長谷川辰雄型りんごベレー帽こけしでした。ジェットリンクさんといえばTシャツを主軸とした映画系アイテムで有名。わたしもTシャツは何枚も購入させていただいております。眼のつけどころとデザインセンスが非常に良いんですよね。
そんなジェットリンクさんがスタートさせた「ジェットリンクの民芸」もこの長谷川辰雄型りんごベレー帽こけしでなんと第12弾。伝統を尊重しつつ、アパレルと同様に鋭い着眼点とセンスをもって様々なアイテムをリリースしており、毎度魅かれるものがあったのですが(特にイッタラ・カルティオ・グラスえじこ!)、玩具収集だけでも物が溢れかえっているのに、伝統工芸なんかに手を出したら大変なことになると思って今までグッと我慢しておりました。しかしながら、今回の長谷川辰雄型りんごベレー帽こけしのあまりの可愛さにそんな我慢の防壁も崩壊。無事?購入に至りました。
わたし自身、こけしには全く詳しくありませんがという前置きをしつつ製品のほうにコメントしますと、製作者の長谷川優志工人は型の名前にもなっている長谷川辰雄工人の孫にあたる方。写真を拝見する限りまだまだお若く、現代にも通じる大変可愛らしい表情を描く方だというのが第一印象です。その可愛らしい表情と、伝統的でありながら非常にポップな黄胴赤帯、仕上げに津軽りんごのベレー帽が加わると鬼に金棒、虎に翼、駆け馬に鞭です。メロンパンナのメロメロパンチを喰らったような衝撃を受けるほどの可愛さ。
改めて手にしてみますと、こけしって良いものですね。伝統工芸として職人の伝統技術と魂を感じることができる。もともとは玩具ということもあってか、とても高いものかと思いきや驚くほど安い。こけしブームのようなものが訪れるのも、それにズルズルと引き込まれていく方が多いのも納得です。わたしも引き込まれそうです。
ということで普段玩具のみに絞っている方も、違う世界を覗くと新しい発見があるかもしれません。
ちなみに製品の魅力については
ジェットリンクさんのHPで詳しく紹介されていますので、そちらも是非。