CURE O-1000 BOOGIE-MAN 裏地下花火ver.
CUREより汚染ブギーマン裏地下花火バージョンです。C3限定にて抽選販売されました。
アウトフィットの成型色は黒をベースとして、そのほかに蛍光ピンク、蛍光グリーン、蛍光ブルーの3色が流し込まれています。とどのつまり4色の成型色仕様。いわゆるCCPさんが言うところの職人泣かせ仕様ですね。そのため塗装は眼と口の部分のみ。そしてボディ(素体)はクリアですので、計5色のゾルが使われていることになります。なんてことだ!
ピンクと他の成型色が混ざった部分は赤色に見えたりもします。
ソフビのゾルを成型時に流し込んでいるため、模様は当然ランダムですが、良い模様のものが当たったかな。
中の頭は通常の汚染ブギーマンと異なり、髑髏になっています。
以上、CUREよりO-1000 BOOGIEMAN裏地下花火ver.でした。本製品は通常品としてリリースされた地下花火ver.の対を成すカラーリングとしてC3限定で抽選販売されたもの。歩留まりが悪いようで、少数限定でのリリースとなりました。
最大のポイントは、流し込み手法を用いて生み出された黒、ピンク、グリーン、ブルーの4色の成型色からなるアウトフィット。以前CCPさんがよく用いた所謂職人泣かせ仕様です。成型時に様々な色のソフビゾルを流し込むという手法から、その模様はランダム。同じランダムでもわたしの好きなマーブル模様は、複数の成型色がある程度撹拌されることで複雑な模様を表現していますが、この流し込み手法では、撹拌を抑えているのか、ゾルがそのまま金型に流れ込んだような模様になっています。O-1000ブギーマンの「汚染」を表現するには実にぴったりな手法と言えるでしょう。
以前から、汚染ブギーマンにはマーブル成型や流し込み成型が似合うと思っていましたので、今回のリリースは本当に願ったり叶ったりでした。
ひとつだけ問題なのが、その無茶な成型方法。ひとつの成型を行うのに、4色のゾルを使うなんてそれこそ職人さんが泣いてしまいます。歩留まりも悪いことでしょう。そのため、あまり多くの生産数を望めない事が非常に残念です。通常の地下花火ver.を買い逃して悶絶していたところ、何とか裏ver.を入手できたので溜飲は下がりましたが、これも買い逃していたらきっと卒倒していたと思います。
しかしこの裏地下花火バージョンは実にかっこいい。黒を基調としてダークな雰囲気を醸し出しながら、各蛍光色がアクセントとなって非常に趣きのある色合いになっています。青、黄、紫、赤という原色系で構成された表花火ver.のインパクトも強烈でしたが、調和という点ではこちらの裏花火ver.に軍配が上がるかも。
生産工場の理解が必要となる製品のため、そう簡単にはつくれないと思いますが、是非CUREさんには今後も同様のトライをして欲しいところ。