モデリズム 1/20 ウィーゴ(WSC ver.)

 
 
 

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ワンフェス2012夏戦利品の紹介も今回で最後、最後にしてようやくのガレージキット。モデリズムよりウィーゴ WSC Color ver."Like a KABOOM(パープル)"です。オリジナル企画『メカトロ中部』に登場するロボット。

 

 

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本製品はガレージキットとなるため、購入者自身の手で組み立てる必要があります。といってもこのウィーゴは初心者にも優しい造りになっているため、敷居は非常に低いと言っていいかと思います。何せドラえもんの手を持っている私でも完成できましたから。

 

 

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眼の部分はガンプラ工作でポピュラーなラピーテープを裏面に貼り付け。簡単な作業で質感がアップするので是非おすすめしたい加工です。

 

 

 

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実際の組み立てはピンバイスによる穴をあける作業と、ネジを締める作業、接着剤で貼り付ける作業のみという簡単仕様。こんな感じでネジ留めによる関節が随所に盛り込まれています。

 

 

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背面のブレーキランプのようなものはクリアレッドで塗装。本当はオレンジにしたかったのですけど、塗料を持っていなかったので。ありあわせのVカラーを使いましたが、特にレジンが溶けるようなことは無かったです。

 

 

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そしてギミック紹介。既に口のような部分から何かが顔を覗かせていることがお分かりでしょうか。

 

 

 

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パカっと開いた口の中には少年のような姿が確認できます。

 

 

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そしてボディ前面はこのように開閉可能。中に乗っているのは、、、

 

 

 

 

 

 

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フチ子!!

 

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コップのフチ子!!!!

 

 

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乗り降りはこのように自分の力だけで。ちょっぴりパンチラしてしまうのはご愛嬌。

 

 

 

冗談はさておき実際のところは

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ミドキッズが搭乗しています。

 

 

 

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このような形で昇降機は完全可動。楽しすぎる。

 

 

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ミドキッズはもちろん取り外し可能。これ単体でもかわいい。

 

 

 

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有名パワードスーツと並べて。ウィーゴは1/20、ファイアボールは1/16と微妙にスケールが違います。

 

 

 

 

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手足の根元はホビーベース製『関節技』ボールジョイント(別売)を使用しているため、破損の不安も少なく可動させることができます。

 

 

 

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黄昏。

 

 

 

 

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ということでモデリズムのウィーゴでした。ウィーゴ自体は前回のワンフェスが初売りでしたが、今回ワンダーショーケースに選出され、新たなカラーリングでのリリースとなりました。ちなみにワンダーショーケースとは、

ワンダーフェスティバル(以下ワンフェス)を母体とする新たな組織(レーベル)であり、ワンフェスから生まれた才能に幅広い可能性を提供するためのサポー ト機関、新進ガレージキット作家の育成と繁栄に目的を置いたアーティストプロデュースシステムです。あえてたとえるならば“ガレージキット版『スター誕 生』”とでも称すべきものであり、誤解なきようあらかじめ明言しておきたいのは、これは決して「若手原型師の青田買い」ではないという点です。(http://www.wondershowcase.com/index.htmlより引用)』

とあるように、どちらかといえば新進気鋭作家を紹介するシステムなのですが、モデリズムこと小林和史氏は既に著名な作家さんなのであしからず。選出経緯については下記をご参照ください。

http://www.wondershowcase.com/wsc_archives/wsc060_new.html

 

さて、このウィーゴ、ガレージキットということで敷居が高いように感じられる方も多いかもしれませんが、先にも書きましたとおり非常に簡単に造れる素晴らしい設計となっています。ピンバイス(ドリル)と精密ドライバー、接着剤、別売のホビーベース製『関節技』ボールジョイント、デザインナイフさえ持っていれば誰でも組み上げることができる、はずです。素材にはカラーレジンが使われているため、特に敷居の高い塗装も不要。もちろんガレージキットなので、バリを取る作業等は必要ですが、小学生の工作レベルなので全く問題ありません。ちなみに私の所要製作時間は約4時間ほど。

今回の製品はWSCレーベルプロデューサーあさのまさひこ氏がカラーリングデザインを担当し、小林氏がそのカラーリングをチューニングした、WSC内コラボレーションに基づくものだそうで、モデリズムさん特有のレトロな世界観とは一線を画したポップなカラーリングになっています。わたし個人としてはレトロなカラーリングのほうが好みなのですが、今回のエヴァンゲリオン風の色合いもなかなか。

そして特筆すべきは、やはりウィーゴ自体の完成度の高さ。ガレージキットながら、大手プラモデルと遜色の無い精度。そして遊び心ある、どこか懐かしいギミックとデザイン。素材がレジンなので恐る恐るではありますが、毎日必ず手にとって遊んでしまいます。

加えて、基本的に面倒くさがりな私が製作過程を楽しめたというのも驚きのポイントです。とにかくよく考えられた設計になっており、つくっていて楽しいんですよ。ドリルあけなんて男のロマンですし。

レトロなロボがお好きな方、凝ったギミックがお好きな方、工作がお好きな方全てにお勧めしたいキットです。海洋堂オンラインストアで期間限定販売もされていますので、興味のある方は是非に。

http://www.j-hobby.com/kms_jpn/shop/prd_detail.asp?sku=WSC65