シークレットベース DEVILMAN ARTIST PROJECT 36×SB(PUSHEAD & COCOBAT Ver.、USUGROW Ver.、BOUNTY HUNTER Ver.、ROCKIN JERRY BEAN Ver.)
SECRET BASEが新たなデビルマンプロジェクトを開始。その名“DEVILMAN ARTIST PROJECT 36×SB”。
以前紹介したシークレットベースのソフビを起点として永井豪氏のデビルマンと各種アーティストがコラボレーションした大変興味深い企画となっています。
まずはROCKIN JERRY BEAN Ver.。
前述の通りベースのソフビはシークレットベースが以前出したもの。頭部パーツのみ各アーティスト独自のデザインとなっています。このロッキンジェリービーンバージョンはほとんど原形を留めておりません。だがそこがいい。
尚、デザインは以前から発表されているHOT ROD調のものがベースになっていると思われます。
シークレットベース版との比較。
続いてUSUGROW Ver.。眼にはラインストーンが入っています。舞踏会の仮面を付けた髑髏といった趣き。
BOUNTY HUNTER Ver.。バウンティーハンターといえばスカルとモノクロといったイメージが強いので、当然の帰結といったデザインでしょうか。ベタといいますか。
最後はPUSHEAD & COCOBAT Ver.。最近何かと話題のTAKE-SHIT氏が所属しているココバットのアルバム『COCOBAT CRUNCH』のジャケットに描かれたデザインが基になっています。
脱帽。中の顔は塗装されていないのですが、この未塗装な状態がチープ感を漂わせていて良いと思うんですよね。某ビンテージソフビを思い出します。
4体揃い踏み!他にシークレットベースバージョンが2種類同時リリースされましたが、既に色違いを持っているので見送り。
増殖。
以上、SECRETBASEのDEVILMAN ARTIST PROJECT 36×SBでした。シークレットベースさんのデビルマンといえば昨年非常に印象に残った素晴らしいミニソフビだったのですが、まさかこのような展開になるとは思いませんでした。
頭部マスクのみ変更となるバリエーション展開に過ぎないといえば過ぎないのですが、参加アーティストがパスヘッド、ロッキンジェリービーン、バウンティハンター、薄黒と非常に豪華。シークレットベースさんだからこそ可能だった企画だと言えるでしょう。
そして何より素晴らしいのが、参加アーティストの名前だけではなく、製品自体も非常に魅力的だということ。デビルマンという既存のデザインを大きく逸脱し、各々のアーティストの持ち味を活かしつつも、チープ玩具としての魅力も消えることが無いというのは本当に凄い。もうチープイズザベストです。それもこれも、なつかしのバンザイソフビを現代的に巧くアレンジしたシークレットベースさんの嗅覚の鋭さが成せる業なのでしょうか。
個人的に一番気に入っているのは、ロッキンジェリービーン氏のデザイン。アメリカのチープトイのような雰囲気を纏っており最高です。
是非これから他のアーティストともコラボレーションしていただき、無限の展開をしてほしい、そんなことを思わせてくれるソフビでした。
あとデザインにあまりにも寛大な永井豪先生に感謝です。
そういえば、このプロジェクトの36って何の数字でしょうね。デビルマン・マジンガーZの40周年企画DZ40は昨年だったし・・・