MEDICOM TOY MANUAL 2と15周年への祝辞的なもの

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メディコム・トイの設立15周年を記念して発売されたメディコムトイマニュアル2。10周年時に発売された第一弾のマニュアルはベアブリックとそれ以外の製品で分けた形になっていましたが、今回はベアブリックも一冊に収められています。ということでおまけはベアブリック。



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村上隆のモノグラムのようなデザイン。ふむ。






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肝心の冊子の内容はこんな感じ。非常に綺麗にまとめられています。業界の、メーカーの、そして自分の玩具史を振り返るという意味で、こういった過去の仕事を冊子にまとめてくれるというのは本当に有難い。見ていて楽しいし懐かしい気持ちになります。若い頃の自分を思い出して少しだけ気恥ずかしくなることも。
こうやって過去のメディコムさんの仕事を振り返ると、本当に守備範囲の広いメーカーであることが再認識できます。ベアブリックやキューブリックといったブロック玩具にRAHやPBM!といった12インチフィギュア、VCDやMAFなどのキャラクターもの、さらにはアパレルまで。
また、最近はオリジナルソフビにも関心を向けているようで、ほとんど全てのソフビメーカーとコラボレーションをしていますね。主観ではありますが、ソフビ業界は国外へこそマーケットを広げてはいるものの、国内では依然として少数の好事家を相手にしている狭い世界のように感じています。だからこそ、賛否両論あるかとは思いますが、ソフビ業界拡大に向けて今後も是非力添えしてほしいなとも思っています。
他にもメディコムさんに期待することはたくさんありますが、やはりこれからも「お洒落」なイメージを持つメーカーであり続けてほしいというのが一番の願いかなと。これ書くと反感を買いそうですが。結局のところ、玩具業界にとって購買層の拡大というのは永遠の課題であり、その一番の鍵を握るのは若年層だと思うんですよね。そしてその若年層は残念ながら基本的に玩具に対して良いイメージを持っていない。どうしても成長過程で、子供時代に好んだものは幼稚だとして唾棄してしまうから。だからこそ玩具にお洒落なイメージを付与することで幼稚だという偏見を取り除き、改めて子供時代に回帰してもらう必要がある。いや、子供時代に戻るのではなく、新たな趣向として玩具を再認識してもらうことが重要になってくる。そんなことができるのは、今のところメディコムさんしかいないような気がします。
他の玩具メーカーとは異なる立位置にいることから色々と言われることも多いでしょうが、保守的な玩具界を切り開く稀有な存在として、これからも独自のスタンスで素敵な製品をリリースし続けて欲しいものです。


そうそう、誌上限定品の受付は9月30日までです。お忘れなく!





関係ないですけど、このプロップサイズのギズモが欲し過ぎて困ってます。置き場所の問題でどうしても躊躇しちゃうんですよね。