figma 巨神兵
昨日訪問した『館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』の開場限定で発売されたfigma 巨神兵です。もともとは『風の谷にナウシカ』に登場したキャラクターですが、本フィギュアは会場内で上映されるスタジオジブリ最新特撮短編映画『巨神兵東京に現わる』に登場するバージョンになります。
原型制作は竹谷隆之氏。正確には特撮映像に使用された等身大パペットの造形用雛形として制作されたミニチュアモックアップを、3Dスキャンで縮小し、さらに雛形を制作した竹谷隆之氏自身が手を入れたもの。
figma関節はわりと目立たない感じで大変宜しいかと。
体から突き出る角もクリアパーツ。しかしこのグロさがたまらない。
某人造人間と。巨神兵が初号機の外装を剥いだ姿だといわれても違和感が無いという。
そして光の角を展開した姿。まさに神そのもの。光の角は全てプラ製です。軽くて硬い。
展開前と展開後では印象が大きく変わるので、遊んでいて非常に楽しい。
以上、figma巨神兵でした。原作版風の谷のナウシカに登場したあの巨神兵が、庵野秀明氏と竹谷隆之氏のアレンジによってまさかの立体化。もともと神やその使徒である天使というのは、古くは災厄そのものとして崇められたり描かれたりすることが多いのですが、この巨神兵は伝統的な神のイメージを体現するような崇高でありながら畏怖の念を抱かせる素晴らしいデザインになっていると思います。劇中でも災厄そのものとして大活躍をしてくれます。
今回のフィギュアは冒頭でもふれましたが、特撮映像の等身大パペットの造形用雛形として竹谷隆之氏によって制作されたミニチュアモックアップを3Dスキャンで縮小し、竹谷氏自身がさらに手を入れるという形で仕上げられたものになっています。さすがにもとの雛形と比べるとサイズの問題もあり造形的には劣りますが、それでもこの大きさでは十分過ぎるほどの出来栄えかと思います。グッドスマイルカンパニーによるクオリティコントロールも素晴らしいですし。そういえばfigmaってマックスファクトリーのブランドのはずですが、今回はグッスマが前面に出ていて、マックスはあくまで企画協力なんですね。
ちなみに巨神兵自体非常に細身なため、バランスをとるのにちょっと工夫が要りますが、スタンド無しでも問題なく自立します。そして可動も上記の通り申し分無し。アクションフィギュアとしても非常に高い位置にあるかと。すこしきになったのが素材の柔らかさ。figma関節と癒着しかかっている箇所が散見されたため、時間の経過とともに関節が破損するのではないかという不安が若干残ります。まあその場合は関節の交換をすればいいだけの話なんですが。それがfigmaの利点でもありますし。
特撮短編映画を鑑賞した後、劇中に登場した姿そのままに近いフィギュアを即日手に出来るという、嬉しい仕掛けでリリースされたfigma巨神兵。ちょっとでも気になった方には全力で勧めたい逸品になっています。普段フィギュアに関心が無い人でも、これを機に興味を持たれる場合があるかもしれませんね。展示会に行けない方は是非受注販売の通販にて。わたしも通販または現地でもう1体購入しようか思案中です。
そしてガチャは明日にでも紹介します。
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