メディコムトイ ダイコンフィルム版 帰ってきたウルトラマン
東急プラザ表参道原宿のTokyo’s Tokyo 原宿店にて開催された「円谷プロダクションクリエイティブジャム50」戦利品第一弾。メディコムトイよりダイコンフィルム版 帰ってきたウルトラマンです。平たく言うと庵野秀明氏のコスプレソフビ。
デフォルメされた庵野氏。雰囲気は非常に良く出ているかと。塗装はマスクが多様されているせいか、塗りムラやはみだし等が全く無い非常に綺麗な仕上がり。
シュワッチ。
オタク丸出しな姿のはずなのに、なぜか素立ちも颯爽とした雰囲気でかっこいい庵野マン。
開脚すると新橋にいる酔っ払いに変身。
以上、MEDICOMTOYのダイコンフィルム版 帰ってきたウルトラマンでした。DAICON FILMといえばエヴァンゲリオンで名をはせたガイナックスの母体となった自主映画製作集団。第20回日本SF大会(愛称「DAICON3」)を機に結成され、その後製作されたのが『帰ってきたウルトラマン』でした。もちろんオリジナルの帰ってきたウルトラマンとは全くの別物で、主役のウルトラマン役を熱演したのがエヴァンゲリオンでおなじみの庵野秀明氏となります。ウルトラマンなのになぜかマスクを装着せず素顔のまま。自主制作映画とは思えない圧倒的なクオリティと庵野マンの異様な姿が印象的な素晴らしい作品なので、興味のある方は是非。
DAICON FILM - 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令 - YouTube
本題のこのソフビは「円谷プロダクションクリエイティブジャム50」を記念してメディコムトイが製作したもの。一度RAHでもリリースしているので、二度目の立体化になります。完全に好事家向けの商品なので、もう立体化は無いかもしれないですね。普通の人は普通のウルトラマンの玩具を買うでしょうし、ウルトラマンのコスプレをした青年の玩具なんて欲しがる人は少数でしょうから。ある意味で、まさに円谷プロ50周年に相応しい製品だと思います。
ソフビ化にあたっては、製造元がブルマァク、原型製作ベアモデル、彩色製作 大石昌司氏 (FRENZY)という顔揃えになっており、1970年代に発売されたブルマァク版帰ってきたウルトラマンのヘッダーとパッケージを採用と、随所に作り手のこだわりが見えるのもポイントです。とにかく良い味が出ており最高。
ネックがあるとすれば9800円という高額な価格設定ぐらいなのですが、お祭り商品であることとカラーバリエーション展開が難しいキャラクターであること、加えて塗装マスクを多用していること、今となっては高コストとなるブルマァク製であることを鑑みれば納得の帰結ともいえるのではないでしょうか。欲しい人だけ買えばよい製品かと。
メディコムさんは稀にこういったウルトラCの商品展開をしてくれるから目が離せませんね。