2013年私的玩具ランキング ソフビ編

2013年私的玩具ランキング 非ソフビ編に続きソフビ編です。


【10位】ゆたり ソフビースト ガロボーグ
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憧憬や愛着といったものを抜きに、カタチそのものが素晴らしいというのも評価のひとつの(ある意味で本質的な)指標でして、このガロボーグもそのひとつです。『流星人間ゾーン』は未視聴ながらSFマインド溢れるデザインに一目惚れ。ゆたりさんの拘りであろうソフビとしてはかなり大き目のサイズも好印象。ソフビーストシリーズは一々良いデザインと造型で全て欲しくなってくるから困ったものです。
イベントでしか購入できないところが難点だったのですが、メディコムトイさんが間に入ることで一般流通に乗ることができたようなので、是非これからも頑張ってほしいところ。このガロボーグもちょうど今受注期間中です。
ゆたり ソフビースト 流星人間ゾーン ガロボーグ - エスムスザイン es muss sein


【9位】イルイル 怪造人間トキオ・スーパーノヴァ
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いろいろと話題になりやすいイルイルさんですが、その根底にはやはり圧倒的な製品そのものの魅力があると思うんですよね。兎に角手が込んでいる。ソフビという素材の活かし方が巧い。サイエンスフィクションとスコシフシギというふたつのSFがうまく溶け合ったデザイン。それは人気にもなりますね。個人的にはこのトキオ・スーパーノヴァが圧倒的に好きです。透明玩具の醍醐味が存分に味わえる逸品。
イルイル 怪造人間トキオ・スーパーノヴァ - エスムスザイン es muss sein


【8位】ミロクトイ Dr.ミロクシリーズ
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屋号に弥勒の冠がつくミロクトイさんにとって、文字通り看板となるであろう本シリーズ。仏教関連のデザインからインスパイアされた狂気と遊び心の入り混じる各製品には否が応にも惹きつけられてしまいました。ソフビとしては過剰なまでのディティールが加えられており、ミロクトイさんの造型の巧さを堪能できるのも魅力であります。今後もさらなるシリーズ展開が予定されているようなので、今から大変楽しみ。
ミロクトイ Dr.ミロク - エスムスザイン es muss sein
ミロクトイ 三天王&ホッピング邪鬼つぶし - エスムスザイン es muss sein
ミロクトイ ドクターミロク & 三天王&ホッピング邪鬼つぶし チープ玩具カラー - エスムスザイン es muss sein


【7位】赤い靴CLUB モンスタージオダンテ
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一昨年のサイコゴーレムに続き、巨大ガン消しソフビ第二弾がまさかのリリース。それもモンスタージオダンテなんていうあまりにマニアックなキャラクターとして。その心意気に対して賞賛以外の一体なにを送れというのでしょうか。相変わらず置き場所?何それ?という具合の巨大さなのですが、そこがいいんですよね。買う側としても毎年のリリースは厳しいので、是非再来年ごろに改めて新キャラクターのリリースを期待しています。SDガンダムファン諸兄はタッグを組んで末永く応援していきましょう。
赤い靴CLUB モンスタージオダンテ - エスムスザイン es muss sein


【6位】アトム・A・アマレスラー×リアルヘッド イッチネス
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オスマンボディの可能性を新たに切り開いた超新星、それがこのイッチネス。様々な角度からリアルヘッドさん自身がその魅力を引き出してくれているカオスマンボディですが、このイッチネスの登場によってもう一段ステップアップしたような印象を受けました。一見ベーシックなデザインに見えるにも関わらず非常に新鮮でかっこいい。未だに白いイッチネスMoltを買い逃したことを悔やんでおりますが、来年さらに素敵なカラーリングを披露してくれることを期待して涙をのんでおきます。
アトム・A・アマレスラー × リアルヘッド イッチネス - エスムスザイン es muss sein


【5位】ZOLLMEN ミニゾフビ シリーズ
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ソフビメーカーさんが消しゴム風フィギュアをリリースするのは最早当たり前のような様相になってきておりますが、一段飛びぬけていたのがこのゾルメンさんのミニゾフビシリーズ。ソフビなのにきちんと消しゴムに見える。要は造形が巧いのでしょうな。加えてきちんと消しゴムを意識してなのか、複数の成型色が存在するなど、ソフビとしてはかなりの離れ業を披露してくれました。
1つ1つが高いのでブラインド仕様なのはちょっと勘弁して欲しいところですが、また来年も新展開を期待したいところ。
ZOLLMEN ミニゾフビ2 - エスムスザイン es muss sein
ZOLLMEN ミニゾフビ - エスムスザイン es muss sein


【4位】シークレットベース GOLD MACHINE in MAZINGER Z
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SECRETBASEさんといえばやはり現在のソフビ業界を牽引するパイオニアだと思いますし、そのパイオニアが未だに人気を誇っているというのはそれなりに理由があるものです。そしてその理由を製品で証明したのがこちら。
マジンガーZという版権物でここまで遊び心を加えてしまうのは流石といったところ。目の付け所が違う。センスが違う。変身サイボーグやチープ玩具の概念をただ組み込んだだけというと簡単に聴こえますが、言うは易く行うは難しでございます。
シークレットベース GOLD MACHINE in MAZINGER Z - エスムスザイン es muss sein


【3位】ミロクトイ メカチビラくんセット
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ついこの間紹介したばかりなので語ることは少ないのですが、毎日手にとってニギニギしたくなるソフビ。レトロ風なカラーリングが良い味を出していますね。できれば複数体所有して職場にも置いておきたい。そしていつまでも癒されたい。そんなソフビです。
ミロクトイ メカチビラくんセット - エスムスザイン es muss sein


【2位】シークレットベース DEVILMAN ARTIST PROJECT 36×SB
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昨年ランキング入りさせたデビルマンが今年になっても新たな展開を見せてくれるとは思いもよらなんだ。この一言に尽きます。一メーカーに過ぎないシークレットベースさんが版権物でここまで自由に動けたこと自体も驚きです。加えてマスクデザインが違うだけでシリーズの魅力がグッと増した点も驚きでございます。
小さい筐体に魅力が濃縮されたような製品で、子供の頃誰もが憧れたカルピス濃い目を飲んだ気分になるほどのお得感と満足感が得られます。
シークレットベース DEVILMAN ARTIST PROJECT 36×SB(PUSHEAD & COCOBAT Ver.、USUGROW Ver.、BOUNTY HUNTER Ver.、ROCKIN JERRY BEAN Ver.) - エスムスザイン es muss sein



【1位】ゴッコ堂 アストロウンコツ
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今年の一位はウンコです。全身ウンコ尽くめの大変ふざけたデザインになっていますが、その裏にはウンコに対する深遠なる愛情と宇宙に対する少年のような憧憬が通奏低音のように横たわっています、たぶん。
そして製品の魅力を支えているのはミロクトイの金子氏による確かな造形と、こだわり抜かれた塗装にあるといっても過言ではないでしょう。純粋にプロダクトとして非常に高いクオリティになっているんですよね。宇宙好きでソフビ好きである私としては、このアストロウンコツを推さない訳にはいかないのです。ということで今年の一位になりました。
ゴッコ堂 アストロウンコツ - エスムスザイン es muss sein



以上、2013年私的玩具ランキングソフビ編でした。製品の良し悪しでなく、あくまで個人的なパッションで並べただけですので予めご容赦の程宜しくお願い申し上げます。

さて、昨年の反省を活かすことなく今年もソフビを盛大に買い続けた1年ではございましたが、それでもわたしが購入したのは今年リリースされたソフビ製品のごくごく一部ということで、ソフビ業界がいかに広くなったのかということを実感させられた一年でもありました。もうね、欲しいという気持ちだけで買うということには繋がらないわけですよ。欲しくても我慢する、我慢しても我慢しきれないものだけ買うというのが当たり前になってきております。

しかし毎年考えさせられるのが、それでもソフビ市場って狭いよねということです。未だに有名メーカーさんでも一回の生産量が30体程度とか当たり前ですから。所詮その程度の市場なんですよね。でもそれで満足していたら悲しいですし魅力ある製品が勿体無い、ということで、引き続き来年以降も市場が更なる隆盛を極めることを期待したいところです。その辺はきっとメディコムトイさんが船頭となって音頭をとってくれることでしょう。
ソフビファンの皆さんもSNSだけにとどまることなく、ブログなりふたば等の玩具掲示板へどんどん投稿してソフビの魅力をアピールするといいと思いますよ。自分の好きなものに対して共感してくれる人が増えるってやっぱり嬉しいことですし、それが好きなメーカーさんを支えることにもなりますから。

そして年末記事を書くと同じく毎年考えさせられる、来年このブログどうするのよという問題についてですが、一応続けさせていただく予定となっております。ただ、来年は公私ともにバタバタする気配が既に漂っておりますので、これまでのようには更新できないかもしれません。しかしながら、なるべく息の長いブログとして頑張っていこうと今のところは考えておりますので、是非更新頻度が減ったとしてもご愛顧いただければ幸いと存じます。

改めまして今年一年有り難うございました。是非よいお年を。ちなみにわたしは風邪を引いているので寝込み正月を迎える予定でございます。

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