2012年私的玩具ランキング ソフビ編
非ソフビ編に続いて、2012年私的玩具ランキングのソフビ編です。こっちがメイン。
【10位】CURE HELLBOXシリーズ
正直1パーツ500円は高いと思いますし、未塗装はさびしいことこの上ないのですが、造形の魅力と組み替えの楽しさで今年はまってしまった玩具のひとつです。第二弾も企画されているようで今から非常に楽しみです。是非今後塗装完成版などもリリースしてほしいところ。
CURE HELL BOX PART1.5 & mini THORN BALL MAN - エスムスザイン es muss sein
CURE HELLBOX mini SPOOKY BOOGIE +GEE - エスムスザイン es muss sein
CURE HELLBOX PART1 - エスムスザイン es muss sein
【9位】iluilu 頭脳兵器ゲルツ
レトロなロボはもともと大好物ですが、このゲルツは少年心がエッセンスとして多分に練り込まれており一目で心を奪われてしまいました。製品、パッケージの完成度の高さは言わずもがな。商売っ気など微塵も感じさせないような手の込んだ造りには感服します。買い難いのなんのと言われると思いますし実際買い難いのですが、是非スローペースで構わないので今後も活動を続けて欲しいメーカーさんです。
【8位】ZOLLMEN 怒羅鬼
奇抜なアイデアと確かなセンスで常にわたしの心をハートキャッチプリキュアなZOLLMENさんですが、この怒羅鬼は金剛力士像に似た力強い面構えから特に気に入っています。カラーバリエーションを多く出してくれますし、抽選にはずれてもメールをくれるので販売方法に大きな不満があるわけでは無いのですが(はずれたら悲しい気持ちになりますが)、おまけソフビをカラーリングによって付けたり付けなかったりするのだけは止めてほしい。落ち武者ビクター犬をどうして付けてくれなかったんですか・・・ZOLLMEN 怒羅鬼 - エスムスザイン es muss sein
【7位】KAWS ASTRO BOY
毎度ソフビ枠にするか悩みますが、やっぱり昔から欲しかったものがリニューアルされてリリースされるというのは嬉しいものです。キャラクターの類似性から、鉄腕アトムとKAWSの相性はやっぱり抜群でした。コンパニオン規格だったのも嬉しいポイント。一時期の無駄なKAWSバブルもはじけたようで、比較的買いやすくなったのも嬉しいところですね。
KAWS ASTRO BOY (KAWS Ver.) - エスムスザイン es muss sein
【6位】GARGAMEL デスラ guts
実際リリースされたのは昨年末ですが今年紹介分ということで。やはりガーガメルさんの技術力は凄いと思わせてくれた逸品です。特に頭部のインナーパーツの精度が凄い。内臓好きとしてはこれほど心躍ったソフビは今までありません。残念なのは結局一度も一般販売されなかったこと。ほんとガーガメルさんどうしちゃったのでしょうか。今年こそ復活してくれると思っていたのですが。
ザゴランやミボラの内臓バージョンと合わせて、このデスラgutsが来年こそは多くの人の手に渡ること、そして以前のような魅力的な活動が展開されることを期待します。
GARGAMEL デスラ guts (by Kiyoka Ikeda) - エスムスザイン es muss sein
【5位】D(電人) ジム SPカラーVer.
モビルスーツのソフビなんて興味ないぜとか思っていた自分が馬鹿でした。ソフビならではの緩さはモビルスーツにこそ相応しい。版権の関係で年に1度しか製品がリリースされないのは残念ですが、その分来年の展開が今から楽しみです。
D(電人) ジム SPカラーVer. - エスムスザイン es muss sein
D(電人) ジム アニメカラー2期 - エスムスザイン es muss sein
D(電人) G3ガンダム 2nd Ver. - エスムスザイン es muss sein
【4位】SECRET BASE デビルマン
ミニソフビながらトキメキを覚えたソフビなんて久しぶりです。このサイズでマスク着脱ギミックを付けてしまう遊び心と技術力は流石といったところ。同じ永井豪作品のミニソフビとしてマジンガーシリーズも展開されていますが、個人的にはこのデビルマンのほうが好きです。そういえば1体紹介していなかったことに今気づきました。
SECRET BASE デビルマン 2 - エスムスザイン es muss sein
SECRET BASE デビルマン - エスムスザイン es muss sein
【3位】リアルヘッド×ミロクトイ トリケラネクスト
初見の衝撃度では今年ダントツのナンバー1です。誰しもが一度は憧れた恐竜をベースにした大胆なアレンジは両メーカーのセンスの賜物でしょう。その圧倒的な存在感や造形的な魅力も含めて、是非ソフビ好きなら一度は手にして欲しい製品です。来年は違う恐竜をベースにした製品も見てみたいものです。リアルヘッド×MIROCK TOY 希望遊戯 トリケラネクスト(WF2012夏版) - エスムスザイン es muss sein
リアルヘッド×MIROCK TOY 希望遊戯 トリケラネクスト - エスムスザイン es muss sein
【2位】リアルヘッド×ミロクトイ ドラゴン菩薩
ワンフェスで初めてドラゴン菩薩を見かけたときは、あまりの魅力に一瞬時間が止まったことを今でも鮮明に覚えています。特にこのワンフェス版は造形の持ち味を最大限に発揮したカラーリングになっており、今でもその魅力は色褪せません。わたし個人としましては、大学で受講した仏教美術の先生に「現代にもこんなかっこいい仏像があるんだぞ」と見せ付けてやりたいぐらいです。来年はミロクトイさんの新シリーズにも期待しています。
2位には敢えてドラゴン菩薩のみを載せましたが、今年リリースされたリアルヘッドさんのカオスマンシリーズはドラゴン菩薩と同様にどれも魅力的な製品ばかりだったことも書き添えておきます。鬼押忍やイービルバットマンにベアオスマン、そして同サイズのデビルマン達。加えて昨日リリースされたあれこれ。バリエーション展開の可能性の広さにただただ驚かされ楽しむことの出来た一年でした。来年の展開にも期待してます。
MIROCK TOY ドラゴン菩薩 1 - エスムスザイン es muss sein
MIROCK TOY ドラゴン菩薩 2 - エスムスザイン es muss sein
MIROCKTOY ドラゴン菩薩(WF2012夏版) - エスムスザイン es muss sein
リアルヘッド×SKULL TOYS ドクロックスマン ドクロキングカラー - エスムスザイン es muss sein
リアルヘッド×アトム・A・アマレスラー イービルバットマン - エスムスザイン es muss sein
リアルヘッド 鬼押忍 - エスムスザイン es muss sein
ミロクトイ×リアルヘッド デビルマン - エスムスザイン es muss sein
リアルヘッド×ゴッコ堂 ベアオスマン - エスムスザイン es muss sein
【1位】ランブルモンスターズ セブン
ソフビに簡素ながらも革新的な変形機構を組み入れたことに加え、変形前後のどちらの形態でもプロポーションの破綻なく高い完成度を誇る驚きのソフビ。そして何より素晴らしいのはその愛らしいデザイン。今年ナンバーワン、いや、個人的には歴代ナンバーワンソフビ、いやいや、歴代ナンバーワン玩具です。今年は比較的ランブルモンスターズさんの新作が少なく寂しいなと感じていましたが、後半にこんな隠し玉を出してくるとは。
http://esmusssein.hatenablog.com/entry/2012/10/27/211123
以上、2012年私的玩具ランキングのソフビ編でした。今年は一般玩具の購入が少なかったことに反比例して、ソフビをたくさん購入した一年になりました。それは一般玩具に飽きた反動というわけではなく、魅力的なソフビ製品がたくさんあっただけのことだと思っています。正直このランキングに収まりきれない、もう一度紹介したいソフビがたくさんあります。来年はベスト20にしようかな。
翻って、今年一年を振り返って改めて実感したのは、ソフビという素材が持つ可能性は通常の玩具と比べもにならないほど広いこと、そしてその作り手である人間の想像力というのは無限大であるということです。誤解が無いよう言えば、一般玩具と比較してオリジナリティが高いからソフビが魅力的なのだと言いたいわけではありません。突き詰めて考えますと、この世の中に完全なオリジナルなど存在するわけも無く、各メーカーがリリースされている製品も既存の造形物、絵画や小説、ドラマや映画、漫画やアニメーションといった作品に影響を受けていることは間違いないでしょう。
肝要なのはそこにどうやって製作者のアイデアや想像力を練りこむかです。そして製作者によるこれらアイデアや想像力といったオリジナリティというエッセンスが既存の作品と交じり合うことで、新たな輝きをいかに消費者に見せることができるかです。
それらの点でソフビという素材は比較的表現に向いており、且つ魅力的な作り手が多く集まる業界なのだなと感じています。
ということで来年も素敵な製品に出会えることが今から楽しみで仕方ありません。
最後に、本年も当ブログにご訪問いただきましたことを改めて御礼申し上げます。是非よい御年をお迎えくださいませ。