2014年私的玩具ランキング ソフビ編

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前回の一般玩具編に続き、2014年私的玩具ランキング、大晦日の本日はソフビ編です。


【第10位】リアルヘッド 太陽の父さん
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オスマンシリーズの新たな可能性を見せてくれた太陽の父さん。リアルヘッドさんのセンスには脱帽です。今年は他にもブートレグマン、カオスマンフライデー、ユビオス、ガイア・ブロックと、真(新)キャラクターが次々と誕生したのも大きなポイント。どれも素敵だったのですが、敢えて強烈なインパクトを残した太陽の父さんを代表して挙げさせて頂きました。


【第9位】ゴッコ堂 ブーミー&気合田くん
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未紹介品。ゴッコ堂さんといえば昨年のアストロウンコツが非常に印象深いのですが、今年もやってくれました。ゴッコ堂さんの代表的キャラクターであるブーミーを、レトロテイストを醸し出した独自のフォーマットで再編。ここに新たなハエ男が誕生しました。何が凄いって変身可能なこと。変身前の気合田くんが個人的には最高に好みです(着せ替えミスで気合田くんの顔の塗装がボロボロに剥げてしまいましたが(泣))。


【第8位】ZOLLMEN 合成人間
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バジラバトルセットというよく分からないセットを博打で購入したところ、開けて吃驚とんでもない代物が入っていました。それが合成人間。ZOLLMENさんらしい我々一般人の想像のはるか上を行くセンスが大爆発。これぞZOLLMEN。さすがZOLLMEN。


【第7位】ItokinPark SPACE MODE MAN
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わたしの『2001年宇宙の旅』への渇きを潤してくれた逸品。イトキンパークさん特有のデフォルメを行いつつ、元ネタに対するリスペクトと愛が溢れた仕上がりになっています。そしてなんといっても仕事が丁寧!いつまでも手許に置いておきたい製品です。


【第6位】コジカトイズ 暴れん坊怪獣 チラボ
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以前よりソフビファンとして知られており、わたしもサイトを拝見していたHIRAMOTO KAIJU氏がソフビメーカーを立ち上げ。そのクオリティとセンスといったら、新参メーカーとは思えないほどのレベルで正直驚きました。特にこのチラボは恐ろしい肉食恐竜を換骨奪胎よろしく全く新たな生物へと進化させており、他に類を見ない趣きとなっています。是非子供にも遊ばせてあげたい。


【第5位】ランブルモンスターズ A-A-Answer・Adam Toxin Remix
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シンプルな塗装とシンプルな成型色で、製品そのものの魅力を訴求することが多かったランブルモンスターズさんですが、ここにきてマーブル成型品Toxin Remixをリリース。そのはまり具合といったらもう。シンプルな成型品も良いですが、今回のように新たな側面を見ることで、製品そのものの素晴らしさを再確認することができた逸品でした。これ以上マーブル成型が似合う製品は他にないかも。


【第5位(同着)】CURE 汚染ブギーマン裏地下花火ver.
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アダムと同じく成型にこだわった逸品。こちらはマーブルでは無く流し込み成型。もともとヘドロのようなベースデザインだったため、流し込み成型が実にマッチ。そしてカラーセンスもさすがCUREさん。汚染ブギーマンの決定版といえるでしょう。


【第4位】ミロクトイ Dr.ミロクシリーズ
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昨年もランキングに掲載したドクターミロクシリーズ。今年に入りミロクトイさんのエンジンはフルスロットル。新たにミロクロケット、乗っ取り邪鬼、Dr.ミロク本体といった新キャラクターがリリース。さらに年末には鞍馬ホウシ、OG-AT、ミロクローンピュータというまた別のキャラクターまで。圧倒的な想像力と造形力で唯一無二な製品が続々と生み出されており、もう勢いが止まりません。魅力的なカラーバリエーションも次々に展開されました。
このままの勢いが続くと、来年の今頃にはミロクトイさん自身が即身仏になっているのではないかと心配です。



【第3位】田田玩具(ガーガメル) スコープドッグ
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ガーガメルさんが新たな屋号を掲げてキャラホビデビュー。舞台は創通版権もの、ということでリアルロボット大好きマンことわたしは狂喜乱舞だったわけです。リリースされた製品はレトロ玩具に造詣の深いガーガメルさんならでは。今年の活動も結局おとなしめではありましたが、新たな可能性を見せてくれた一年でもありました。来年のキャラホビは是非カラバリ+新作をお願いしたいところ。


【第2位】リンデン ナメクジ南方系大型種
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リンデンさんはわたしを見捨てはしなかった。わたしの願いをきちんと聞き届けてくれた。そんなストーカー的な思いを抱かされるほど嬉しかった本製品のリリース。ナメクジなんて気持悪いとか言っているそこのあなた、まず手塚治虫先生の『火の鳥(未来編)』を是非ご一読ください。きっとナメクジのことが好きになることでしょう。今年は他に毛目玉、ロビタ(脚付き)、バックベアード、べとべとさんと、次々に超ハイクオリティで魅力的な製品を生み出してくれたリンデンさん。来年の活動にも本当に期待しています。


【第1位】MARRS メカギラス
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未紹介品。オリジナルソフビ好きの身ですが、今年の1位は版権ソフビ。ランブルモンスターズさんとOMOコーポレーション(ZOLLMEN)さんによる新ブランドMARRSのメカギラスです。もともと立体化されるだけで有り難い『ウルトラマン80』の怪獣ですが、このメカギラスはその有り難さ(貴重さ)など些細なことと思えるぐらいの圧倒的な魅力でわたしのハートをがっちりキャッチプリキュアしてくれました。当然版権物ですから、元デザインをきちんと踏襲しているのですが、MARRSさんのデフォルメセンスが加わると、もはや別の全く新たなキャラクターに。とにかく不良少年が更生してしまうぐらい可愛い。塗装方法(特に顔の塗り方)によって異なるキャラクターに見える点もポイント。
詳しいところはまた年明けに紹介予定です。



以上、2014年私的玩具ランキングソフビ編でした。前回の記事でも触れましたが、今年は私生活が激変した年だったということもあり、わたしのソフビライフもどうなることかと不安だったのですが、なんとか従来に近い形で続けることができました。これもわたしのブログとtwitterを勝手に見てわたしの玩具への愛情を勝手に理解してくれた嫁のおかげだと強く実感しております。

改めて今年のソフビ界を振り返ってみますと、特に大きなニュースは無かったかと思いますが、各メーカーさんはコンスタントに魅力的な製品をリリースされていた、という点では非常に安定し充実した一年だったのではないでしょうか。また、様々な趣向の立体が各方面から生み出されており、「ソフビ」というジャンルで一括りにカテゴライズするのは最早時代遅れなのではないか、とも感じ始めた一年でした。今後は老若男女魑魅魍魎死屍累々奇奇怪怪跳梁跋扈で混沌としたソフビ界になっていくのかもしれませんね。

わたし個人としては、偏見に囚われることなく、純粋に立体として魅力的な製品であれば、メーカー問わず購入して愛でていきたい所存です。そして好きなことを来年もこのブログに書き綴ることが出来れば是幸いと存じます。

ということで今年も当ブログをご訪問いただき誠に有り難うございました。皆様よいお年を。



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